チロルでラブ・ミー
　　　　　　　　　　　　詞・曲　岸田典大


紳士のふりしているけど　いかにも男の子だわ
あなたは少しイジワルね　早足で歩いていく
なんでこんな奴のこと　好きになっちゃったんだろ
恋に疲れたハートに　　ラ・ラ・ラ・チロルチョコ


だってちょっと気になる存在だったあなたからお誘い
とびっきりおめかしして来たのに
『俺はレディに優しい』なんてさ　じゃあ私はなんなのよ
さんざん待たせておいて
『ゴメン』の一言だけでかたをつける気？

おしゃべりの最中にもなんだか上の空だし
洋服はほめるけど、当の私はどうなの？
『理想は広末』だなんてデリカシーないんじゃない
２つ一度にほおばった　ラ・ラ・ラ・チロルチョコ


『いつも声が聞きたい』なんて言うからＰＨＳも持ったのに
かけるたびにいつも留守電だし
似合わないような気はするけど花占いしてみる
花びら落ちるたび不安な気持ち大きくふくらむの

なんかむしゃくしゃしちゃって写真立て裏返した
スキとキライの境目はあっけないほどもろいのよ
悲しみ全部チャラにして鏡の前おどけてみる
ひとり淋しいくちびるに　ラ・ラ・ラ・チロルチョコ


あなたが差し出した袋の中　チロルチョコと小さなリング
『今日がふたりの出会った記念日だよ』って
もう、バカ…　涙がこぼれた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ほんと　あなたはずるいわ　私踊らされている
恋のポーカーゲームのいかさまディーラーだわ
でも、まあいっか、て右手の薬指ちらつかせる
ずっとふたりで食べよう　ラ・ラ・ラ・チロルチョコ

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